最先端の技術が躍進を続け、手術に携わる人材には高度なテクニックが求められています。それに伴い、専門性の高いスキルを身に付けた看護師の需要も高まっています。
そのため、各学会や協会は、優秀な看護師を育成する体制の整備に熱心です。

2005年8月に認定がスタートした手術看護認定看護師は、多くの手術室看護師が目標にしている資格です。
日本国内で看護師免許を取得して5年以上の実務研修を終え、認定看護師教育機関で615時間以上の授業を受ける必要があります。その後、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格した者のみが、手術看護認定看護師として活躍できます。
認定証が交付された後も、自己研鑽に努め、5年ごとに更新しなければなりません。
更新時には、周術期医療の現場で質の高い看護ケアを実践しているか否かが審査されます。厳正な審査基準が設けられているため、手術看護認定看護師になることは容易ではありません。
主な役割は、周術期の患者を継続的に看護することです。患者の様態を事細かくチェックして二次的合併症の発生を予防すると共に、手術に用いる機材の管理も行います。

周術期医療・看護に携わっているナースの中には、周術期管理チーム看護師を志している人も少なくありません。
周術期管理チーム看護師は、日本手術看護学会など規定のセミナーに定期的に参加していなければ取得できません。手術室で勤務する傍ら、スキルアップに尽力していることが資格を取得する条件となっています。

なお、ここに挙げた資格はほんの一例に過ぎないので、詳しくは『手術室看護師のお仕事』で手術看護師のキャリアアップに必要な資格や手段を知っておくべきでしょう。